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スパンザウォール工法
スパンザウォール工法は、プレキャスト部材と現場打コンクリートを併用した、ハーフプレキャスト・ボックスカルバートです。 本工法はこれまで困難とされていた超大スパン構造や形状、寸法に対して設計の自由度が高いボックスカルバートを実現します。
特長
プレキャスト部材と現場打コンクリートの併用により、型枠の大幅な省力化や型枠支保工などの削減が可能となり、工期の短縮にもつながります。
現場打ちボックスカルバートと同様のRC構造です。側壁底版との接合部は機械式鉄筋継手により、一体打ちした底版と同等の耐力を有しています。
立体トラス筋を有するプレキャスト製頂版スラブを型枠として、その上に配筋、現場打ちコンクリートを打設した合成スラブ構造です。側壁との接合部はフック継手とし、一体打ちと同等の耐力を有しています。
この工法は4種類の部材で構成されています。
左側壁 | 底版核内に重心を有した自立構造のプレキャスト製側壁部材 |
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右側壁 | 底版核内に重心を有した自立構造のプレキャスト製側壁部材 |
頂版 | 型枠兼用のプレキャスト製頂版スラブ+ 現場打コンクリート |
底版 | 現場打コンクリート |
設計条件
内空水平長 | 6m〜16m程度 |
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土被り厚さ | 4m以下 |
最小曲率半径 | 200m程度 |
上載荷重(横断方向) | T-25対応 |
最大縦断勾配 | 8%程度 |
支持地盤 | 軟弱地盤可能 |
本線交差角 | 70°程度 |
設計方法は、現場打コンクリートのBOXカルバートに関する各種設計要項に準じております。詳細には本工法の特長である各種部材の組立て順に従って、それぞれの構造系に合うように構造モデルを順次変えながら実際の施工に対応した応力解析を行ないます。